豊胸手術には、バストアップのために色々な人工乳房が使用されます。
その人工乳房の性質を幾つかご紹介しましょう。
■シリコンバッグ
豊胸手術において、もっとも古くから使用されてきました。
シリコンジェルというジェルがバッグの中にはいっており、とても自然な手触りが特徴です。
しかし、このシリコンバッグは、何らかの圧力が加わってバッグが体内で破損した場合、シリコンジェルが体内に漏れてしまう危険性がありました。
一時期はシリコンジェルによる自己免疫疾患や乳がんの原因となるのではないかと心配されていましたが、調査の結果、因果関係はないとされ、ヨーロッパでは現在も使用されています。
■コピーシブシリコンバッグ
シリコンバッグを液漏れしないように改良したものです。
バッグというよりは、グミのようなシリコンをイメージしたほうがより近いと思います。当初は、柔軟性に欠けるところがありましたが、現在は改良され、質感がかなり向上しています。
現在の豊胸手術で最も利用されているものです。
■生理食塩水
生理食塩水が入ったバッグです。
このバッグの利点は、万一バッグが破損して、液漏れを起こした場合でも、生理食塩水ですと、副作用もほとんどなく、安全であるという点です。
また、バッグを挿入する際の切開も小さくてすみ、傷跡がほとんど目立ちません。
しかし、この豊胸手術の欠点としては、せっかくバストアップしても形状が不安定になったり、気圧の関係で飛行機などで膨らんでしまったりするケースがあります。
■CMC(カルボキシメチルセルロース)
手で触った感触が、一番本物の乳房に近いとされています。
しかし、内容物の副作用について、まだまだ安全性に問題があるとされています。

